内科専門医
研修プログラム
内科医としての高い臨床能力のみならず、救急や重症管理にも長けた 一流のジェネラリストを目指せる充実した3年間。
修了後に身につくこと
研修を通じて内科専門医として欠かせない病態生理の把握と診断、全身管理に関する能力を養います。研修後は、市中病院の内科病棟でリーダーとして活躍するほか、幅広い疾患を診療する小規模病院のホスピタリスやかかりつけ医として地域医療を支えるなど、ジェネラリストとして様々なビジョンを描くことができます。
藤田の特別なプログラム
3年間で内科専門医を取得後、さらに当科で救急科専門研修を追加履修することで、通常3年間必要なところ2年間で救急科専門医の取得が可能です。最短5年間で内科+救急のダブルボードを取得することが可能です。救急に強い内科医として、どんなセッティングでも活躍する医師へと成長できます。
修了後の進路
総合内科で
活躍し続ける
他の医療機関で
内科医として勤務
さらなる専門性を求めて
他の診療科へ
地元の地域医療を
支える道へ
ご両親の医院を
継ぐor自ら開業
プログラムの特徴
チーム制で管理するため
安全に確実な成長が
得られる
チーム制で診療しているため指導医の診察手技や考えをすぐ近くで学ぶことができ安全かつ確実な学習を積み重ねることができます。
教授を交えた勉強会や
カンファレンスを
定期的に開催
第一線の医師として活躍し続ける臨床能力に長けた教授や指導医から、勉強会やカンファレンスなどを通じて実践的な学びを得られます。
複数の研修施設で
実践的な研修ができる
藤田医科大学を基幹病院とし、全国どこの研修施設でも外部研修が可能です。地域での実践的な医療を学べます。
単一診療科では難しい
患者の全身管理も経験
単一の臓器別診療科では対応が難しいような、複数の疾患を抱えた患者さんの全身管理を多数経験でき、総合力を鍛える場所として最適です。
プログラムの一例
- 勤務先
- 救急総合内科「ER、GIM」にて研修
- 経験症例数
- 20疾患群60症例以上を経験し、専攻医登録評価システムに登録
- 到達目標
- 診察、解釈、治療方針決定を指導医とともに行う
例:不明熱で入院した患者の病歴聴取、身体診察を的確に行い、感染性心内膜炎の診断ができ、適切な治療を行うことができる。
- 勤務先
- 救急総合内科「救命ICU、ER、GIM」にて研修、必要に応じて他科や関連病院のローテーション
- 経験症例数
- 45疾患群120症例以上を経験し、専攻医登録評価システムに登録
- 達成目標
- 診察、解釈、治療方針決定を自分で行うことができる
例:他科から依頼を受けた診断困難な症例を、チームで話し合いながら診断することができる。難しい病態について患者本人や家族に適切に説明することができる。
- 勤務先
- 救急総合内科「救命ICU、ER、GIM」にて研修、必要に応じて他科や関連病院のローテーション
- 経験症例数
- 56疾患群160症例以上を経験し、専攻医登録評価システムに登録
- 達成目標
- チームをまとめ、患者全員のマネジメントについて後輩に指導することができる
例:チーム回診を先導し、患者の治療方針を決定する。病態について他科の医師と対等にディスカッションし、患者の治療方針を決定する。集中治療室にて重症患者のマネジメントができるようになる。
具体的な研修プログラムの内容は臨床研修センターのWebサイトをご覧ください。
スケジュール
日常診療から生まれる疑問に基づき調べてきたことを専攻医が発表します。
夜間入院した患者さんの病態を確認し本日の方針を決めます。
チーム回診で指導医からフィードバックを受けます。
昼食を食べてリフレッシュ。午後に備えます。
レジデントデイ(木曜日)
コメディカルを交えたカンファレンスを実施します。木曜日は専行医が集まって指導医からコアレクチャーを受け、その後1週間の振り返りを行います。
カルテを書きながら午前中の診療などを振り返ります。
教授を交えて困難症例のカンファレンスを行います。
アメリカの医学書などを使いながら勉強します。
1日の業務を終えて帰宅します。
指導医からのアドバイス
毎日の業務が忙しくなると、どうしてもこなすだけになりがち。何事もやりっぱなしにせず、定期的に振り返りの場を設けることで、「どんな意味があったのか」を深く理解し、自分自身で解決する力を養ってもらいたいです。
日比野 将也 救急医学・総合内科学講座 助教教授や指導医の想い・人となりを紹介しています。
詳しくは以下でご覧ください。
各種勉強会
コアレクチャー
ともに超一流医師として活躍する植西教授(TV番組「Dr G」に出演)、船曵教授によるレクチャーを年間通じて受けられます。音声つき動画を医局員限定で配信しており、当日参加できなかった医師も後日復習が可能です。
<植西教授>
「ショック」「低ナトリウム血症」「副腎不全」「急性腎障害」「人工呼吸器」など
<船曵教授>
「外傷」「画像読影」「プレホスピタル」など
専行医による勉強会
後期研修医が日常臨床で持った疑問について自分で調べ、みんなに発信する勉強会です。GIMローテの専行医を中心に持ち回りで担当しています。インプットした知識をアウトプットすることは専行医をさらに成長させます。
論文の読み方
当科大学院生を中心に開催している勉強会です。「RCT」「SR」「コホート研究」「症例対照研究」など、寺澤教授(研究のspecialist)の指導のもと、文献をどのように読むかを系統的に学習します。
レジデントデイ
毎週木曜日の午後は、専攻医はduty freeとし、レジデントデイに参加します。指導医から人工呼吸器の使い方などのコアレクチャーを受け、1週間の失敗事例などを皆で共有して気持ちと知識を整理する振り返りを行います。
GIM症例カンファ
植西教授のファシリテートのもと、GIMチームで診ている実際の症例を通して、病歴、身体所見、検査所見から診断にアプローチする過程を学ぶ場です。病態の考え方、病歴や身体所見の取り方、鑑別の挙げ方を学べます。
待遇
- 給 与
- 308,568円/月(週 37.5時間の場合、みなし固定残業手当(残業25時間 /月 相当を含む))
※別途規定により、諸手当を支給
- 賞 与
- 年2回(2024年度実績 5.0ヶ月)
- 手当
- 超過勤務手当(みなし固定残業手当を超えた場合に、差額を支給)
住居手当(上限24,000円/月)、通勤手当(上限50,000円/月)
- 福利厚生
- カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)2023年度55,000円/年
私たちはワークライフバランスにも取り組んでいます。
具体的な福利厚生や環境は以下をご覧ください。