「家庭の平和は世界の平和」「家族を大事にできない医者は患者を大事にできない」 イクメンアワードを受賞して
皆さんこんにちは、
私は2児の子育てをしている中堅医師です。
心の中ではまだまだ若手で、
「どんどんやるぞ!」
と、思ってはいるのですが、いつの間にか年次は経ってしまいました。
自分のキャリアを考えていくのと同時に、ライフプランも考えねばならず、
当科には、やる気のある若手がいて、
毎日が刺激的です。
「まだまだ若手にはまけんぞ!」
子育てもしながら、臨床と、充実した毎日を送っています。
この度、藤田医科大学内でのイクメンコンテストで最優秀賞を受賞することが出来ました。
昨今大きく訴えられている働き方改革の勉強会の一環で「イクボス―イクメン」と題して今年度開催されたものです。
当科は時代の流れを迅速に組み込む、変化に強い科であるとともに、
どんな人でも働ける。多様性を重視した組織です。
本日は私がこの勉強会で話したことを通じて当科の良さを知ってもらえたらと思います。
まずはじめに私は医師10年目で当科在籍中に2度育児休暇を2か月ずつ取得しています。
その時の経験から今回の演題を
「家庭の平和は世界の平和」としました
急に平和?とはなんだ?
と、思われた方もおみえかもしれません。
この演題にした理由はなぜでしょうか?。
私たちは医師である以前に父親であり、父親としては変わりが出来ない唯一無二の存在です。
極論を言ってしまえば仕事ではどれだけでも代えがいます。しかし、家族は唯一無二ですから、まずは家庭を大切にしなくてはいけません。
幸せな家庭を持てなければ、
家庭の平和がなければ、
穏やかに仕事をすることなど出来ません。
余裕がなければ、患者さんにも優しくすることもできません。
当科主任教授の岩田先生が言った、好きな言葉があります。
「家族を大事にできない医者は患者を大事にできない。」
自分が幸せであるからこそ、他人のことを大切にできる。
育休はその時だけ育児に参加するのではなく、その後の育児への考え方であったり関わり方、そして育児の効率のよい対応を考える非常によい機会です。
育休を通じてさらに家族としての絆を深め、より強い家庭を作る大切な時間なのです。
家庭の平和があれば、目の前の患者にも優しくなれます。
そしてそれがさらに広がれはきっと世界の平和。
そういった理由でこの発表をさせていただきました。
まさか、自分がイクメンコンテストで最優秀賞を受賞するとは考えてもいませんでした。
日々努力は繰り返していますが、その結果だったのか、ご褒美なのか。
本当に嬉しく思っています。これに甘んじず更に励んでいきたいと思うものです。
そのようなコンテストがあること自体、藤田医科大学病院は先進的な考え方を持っている病院であることを実感しました。
科として、そういう方針を持っていたとしても、それを認めてくれる病院がないと、育休は成り立たないですよね。
この場を借りて、感謝申し上げます。
当科では後期研修医でも子供が出来ると、育休取得を促すような集団です。
理解のある上司が多くて、非常に働きやすい環境です。
「家族を大事にできない医者は患者を大事にできない。」
この考えを確実に実践する集団として変わり続けていきます。
まず自分自身が幸せになり、そして一人でも多く患者さんと寄り添う医療を行うために。
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